どーも、きくらげ鰹です。
本ブログについて
高専専攻科を卒業後、少子高齢化が深刻な人口10万人ちょいの片田舎で、就職もせずに個人塾を開業したきくらげ鰹(カツオ)が書くブログ。金なし・社会人経験ゼロで起業したため、開業時から失敗しまくり。運だけはいいので、従業員ゼロ・家賃3万(笑)のアパート塾で気付けば月収100万(月商130万)の塾に成長。過去の自分へ向けて『月収100万円の安定収入を確立し、満員御礼を継続するための小ネタやノウハウ』をまるでメッセージを送るかのようにして記事を執筆中
個人塾を一人で経営すると、塾業務にまつわる全ての業務をしないといけません。
こんなこと書くと「偉そうに」と言われそうなのですが、
一人で塾を経営する場合は全ての業務をある程度自分でこなせるようにならないといけません。
それくらいの覚悟がないとできない仕事だと思います。
実際によく聞く話、
「早く塾辞めたい、しんどい」
と言っている個人塾の経営者は少なくないのかなと思います。
それくらい大変な仕事なのだと思います。
↑ 人ごと
今回の記事ではきくらげが実際にやっている仕事について解説していきます。
1. 経営・運営管理
一人で学習塾を経営・指導する場合、以下のような仕事と業務が発生します。
それぞれの項目について、必要な業務量もできるだけ具体的に挙げます。
(1) 経営計画・戦略立案
- 市場調査: 地域の競合他社、需要、ターゲット層の分析(年1~2回)
きくらげの塾では市場調査という大袈裟なことはしておりません。
塾を始める前に競合他社の授業料・入塾金については調査しました。
教育業界はそこまで変化がある業界ではありません。地方になればなるほど昔ながらのやり方でやっている塾がほとんどです。
多店舗展開している塾や新規出店を計画している学習塾は市場調査をやらないといけないかと思います。
- 受講料金設定: 受講料金の見直し(初期設定後、年2回見直し)
あまり大きな声では言えませんが、きくらげの塾では受講料は頻繁に変えています。
小学生と中学生に関してはもう数年間は受講料金を固定していますが、高校生の受講料金はちょいちょい変更しています。
高校生の指導は指導負担がとても大きいので、個人的に納得のいく受講料と競合と家庭のご負担を加味して変えています。
最近なってやっと高校生の受講料の金額も固定することができました。
「この金額だ」と思える受講料ってあるんですよね...
それまで変更し続けていいときくらげは思います。
※ 新規入塾の塾生に新受講料で案内するようにしています。あとは入塾の書類に「受講料は予期せず改定されます」と一文載せていますので、これまでクレームはありません。
- 目標設定: 生徒数、売上、利益の設定とモニタリング(毎日)
生徒数に関しては目標設定はしていません。
売り上げに関しては毎日どうすれば少しでも上げれるかは考えています。
毎日、売り上げ・利益・施策について考えるのは当たり前の作業ですので、毎日やりましょう。
毎日考えると、あるときにぱっとひらめきます。

こういうひらめきでやり始めたことって、当たりやすいんですよね。ひらめいたら即実行すると売り上げが上がった経験が何度もあるので、ひらめきは大事にしています。
(2) 財務管理
- 予算管理: 収支計画の作成と見直し(毎日)
きくらげはスプレッドシートで収支計画表・目標設定シートをまとめて作成しています。
- 経費管理: 経費の記帳作業(ほぼ毎日)
記帳作業はマネーフォワードクラウド会計を契約していますので、それで行っています。
ほとんど現金取引を行わず、口座取引・クレカ決済ですので、帳簿に自動で反映されますので、毎日の経理作業も1分で終わります。
- 税務申告: 青色申告(12月に中心)
きくらげがする仕事は、12月中に記帳作業・医療費やふるさと納税のまとめ作業をするだけで、書類作成や確定申告の作業まで全て税務顧問に任せています。
ここだけはきくらげが唯一外注しているところです。
確定申告をプロに任せるだけで、心理的負担がめちゃめちゃ減ります。ミスができない部分ですからね。
- 支払い管理 : 銀行振り込みは家賃支払い・青色専従者給与のみにして、その他の支払いは引き落とし・クレカ
多くの取引を口座引き落としか・クレジットカード支払いで行っているため、支払い管理はほぼしていません。
クレカを活用すると、経理作業も楽になるのでおすすめです。
(3) 法務・手続き
- 契約書作成・確認: 賃貸契約や生徒の入塾契約書の管理(初期設定後、随時)
入塾時に入塾届けをいただいて完了です。
- 行政手続き: 開業届、青色申告届け(ほぼなし)
最初にやればOK。
廃業しなければやることはありません。
2. 教室運営
(1) 教材準備
- 教材選定: 学年や学力に応じた教材選定

頭おかしいと思われるのですが...きくらげは教材を見るのが大好きです。教材をどう組み合わせれば最適な効果を出せるのかを考えて塾生に試してもらってフィードバックをもらうプロセスが楽しんですよね。
ちなみに、きくらげの塾では市販の参考書と塾用参考書を組み合わせて塾生に応じて選定しています。オリジナル教材等は作っていません。
- テスト作成・採点: 小テストの準備と評価
単語テストなどを作成しています。塾用教材には小テストがついていますので、それを活用することもあります。
(2) 生徒管理
- 成績管理: 各生徒の進捗データ入力と分析(随時)
テストが終われば、塾生にはテスト結果を報告してもらい、それを一人一人のシートに記入しています。テストの答案を持ってきてくれる塾生に対しては答案からわかることをアドバイスしています。
答案を持ってこない塾生には特段アドバイス等はしません。
(まあ、言われたくない生徒も多いですからね...)
- 面談・保護者対応: 生徒や保護者との面談(随時)
塾生との面談は随時行っています。というか...雑談をしながら勉強の進捗などの確認やアドバイスをしています。
きくらげの塾では公式LINEを塾生と保護者の皆様に登録してもらっていますので、チャットでも面談対応しています。
保護者面談も希望があればその都度行っている感じです。
- モチベーションケア: 生徒のやる気維持のための個別フォロー(随時)
雑談をするときに色々とフォローするようにしています。
3. 教育指導
(1) 授業準備
- カリキュラム作成: 学力や目標に応じた指導計画
塾での指導を何年も何年もやっていれば、成績・勉強の進捗を見れば何が必要なのかがわかるので、特段カリキュラム作成は行っていません。
- 授業準備: 問題解説や板書内容の事前準備
きくらげの塾は個別指導ですので、その日の授業予定の塾生名簿を見て、授業準備(授業予習)を行います。
小学生・中学生の科目は予習が必要ではなく、高校生の科目で少しだけ予習が必要な部分をやっているだけです。
これも何年も何年もやっていると内容が全て頭に入るので、毎年予習にかける時間が少なくなっていきます。
(2) 実際の指導
- 授業実施: 個別指導(1日あたり7~12時間)
平日 : 7時間
日曜日 : 12時間
指導を行っています。授業にかける時間が塾業務で一番長いです。
授業するのが好きなので、授業時間が長いことは全く苦ではありません。
授業をしながら、こう教えたらいいのかと閃くこともあって、そのひらめきも授業をする醍醐味です。
きくらげの塾では、受験生の志望動機書添削・面接指導も行っていますので、12月~2月は志望動機の添削や面接指導でバタらバタ指導しています笑...
4. 集客・営業
(1) 宣伝・マーケティング
- チラシ作成と配布: 新学期やイベント時に配布
きくらげの塾ではチラシは配らないので、この作業はありません。
- ウェブマーケティング: SNSやウェブサイトの更新
気まぐれなので、気分が乗ればやっています。
たまに塾生から、
「先生、全く更新せんやん」と怒られます笑..
塾のHPにブログを書いているのですが、保護者の皆様からはとても好評?のようです。
塾が軌道に乗ってくると、クチコミ・紹介・HPだけで塾生を集客することができますよ。最初の数年は頑張らないといけませんが...
(2) 入塾案内
- 問い合わせ対応: 電話、メール、LINEなどの対応
塾生や保護者の皆様とはLINEでやりとりをしていますので、指導時間中の空き時間や午前中に対応しています。
もちろん、土日も連絡があれば対応します。
- 体験授業実施: 入塾希望者向けの無料授業(随時)
卒塾・退塾があれば、入塾待ちしていただいてるご家庭にご案内をしています。
月に0回の時もあれあ、3~4回する時もあります。
5. 教室環境の管理
(1) 清掃・整理整頓
- 教室清掃: 毎日15~30分。
塾が終わってから机を掃いて、掃除機で床の掃除をして、トイレ掃除をします。
指導中にやることがなくなったら、掃除をしています...
掃除って楽しんですよね...目に見えて塾が綺麗になりますから。
- 教材整理: 教材や備品の管理
適宜、必要な備品があれば、塾から家に帰るときに買って帰っています。
塾生の教材はネット注文か書店に赴いて買っています。教材注文が必要な時はまとめて買うようにしています。
ただ、極力在庫は残さないように発注します。
(2) 設備管理
- 備品補充: 文房具やコピー用紙の補充(随時)
年に数回買い足すくらいで、ほとんど仕事はありません。
- 機器メンテナンス: プリンターやPCの管理(随時)
機械に詳しい塾生がいるので、

「宿題増やすからちょっとこれ見てくれへん?お願い」
と何かあればお願いしています。
「宿題増やすから」というと、苦笑いされますが、
快く色々やってくれます。
本当に、助かります。
業務量を時間にするとどれくらい?
きくらげの仕事を時間にすると以下のようになっています。
平日 : 10時間~14時間
日曜日 : 14時間
実際に1ヶ月間、ストップウォッチで測ったのでまず間違いない数値です。
※ 体調が良くない時は昼寝の時間を増やして体調を調整しています。
土曜日は塾が休みの日になっています。
土曜日が休みなのですが、新規入塾の面談は土曜日か祝日に実施していたり、時間があればブログを書いたり、新規事業について考えたりしています。
あとは、筋トレが趣味なので、毎週はトレーナーのパーソナルトレーニングを受けたり、ホワイトニングにいったり、脱毛にいったりしています。
土曜日は自己投資+仕事に時間を使うようにしています。
あまりダラダラしているときはないですかね...

以前は休みの日はゴロゴロしていたのですが、ゴロゴロしてても使って取れないんですよね。筋トレしたり、誰かと会って交流を深めたり、少しだけ睡眠時間を長くするなどした方が疲れは取れます。
色々実験した結果、このような生活の方が体調が安定するので、このような生活をしています。
以前、友達と占いに行ったときに、
「人の3倍体力あるから、逆に動かないと体調壊すと思うよ」
とのこと。
このとき友達は苦笑い笑...
まあ年齢的に友達と遊ぶ年齢でもないですからね。
今回の記事の整理
塾の仕事内容は
- 市場調査: 地域の競合他社、需要、ターゲット層の分析(年1~2回)
- 受講料金設定: 受講料金の見直し(初期設定後、年2回見直し)
- 目標設定: 生徒数、売上、利益の設定とモニタリング(毎日)
- 予算管理: 収支計画の作成と見直し(毎日)
- 経費管理: 経費の記帳作業(ほぼ毎日)
- 税務申告: 青色申告(12月に中心)
- 支払い管理 : 銀行振り込みは家賃支払い・青色専従者給与のみにして、その他の支払いは引き落とし・クレカ
- 契約書作成・確認: 賃貸契約や生徒の入塾契約書の管理(初期設定後、随時)
- 行政手続き: 開業届、青色申告届け(ほぼなし)
- 教材選定: 学年や学力に応じた教材選定
- テスト作成・採点: 小テストの準備と評価
- 成績管理: 各生徒の進捗データ入力と分析(随時)
- 面談・保護者対応: 生徒や保護者との面談(随時)
- モチベーションケア: 生徒のやる気維持のための個別フォロー(随時)
- カリキュラム作成: 学力や目標に応じた指導計画
- 授業準備: 問題解説や板書内容の事前準備
- 授業実施: 個別指導(1日あたり7~12時間)
- ウェブマーケティング: SNSやウェブサイトの更新
- 問い合わせ対応: 電話、メール、LINEなどの対応
- 体験授業実施: 入塾希望者向けの無料授業(随時)
- 教室清掃: 毎日15~30分。
- 教材整理: 教材や備品の管理
- 備品補充: 文房具やコピー用紙の補充(随時)
- 機器メンテナンス: プリンターやPCの管理(随時)
などから構成されます。
仕事時間は平日10~14時間、日曜は14時間ほど。
スタッフがいる場合は作業を分担することができますが、個人でしかも一人でやる場合は全て一人でやらないといけません。

最初の方はめちゃめちゃ大変ですけど、何年か経てば、何も考えずにできるようになっていきます。仕事ってそんなものですよね。
やらないといけない仕事が多いですが、きくらげは塾経営と授業を楽しんでやっています。
今回の記事はここまでです。