どーも、きくらげ鰹です。
本ブログについて
高専専攻科を卒業後、少子高齢化が深刻な人口10万人ちょいの片田舎で、就職もせずに個人塾を開業したきくらげ鰹(カツオ)が書くブログ。金なし・社会人経験ゼロで起業したため、開業時から失敗しまくり。運だけはいいので、従業員ゼロ・家賃3万(笑)のアパート塾で気付けば月収100万(月商130万)の塾に成長。過去の自分へ向けて『月収100万円の安定収入を確立し、満員御礼を継続するための小ネタやノウハウ』をまるでメッセージを送るかのようにして記事を執筆中
コロナ禍を境にオンライン塾が急増しました。
その流れに乗ってきくらげもオンライン塾で起業したのですが、ことごとくうまくいきませんでした。
オンライン塾には以下のようなメリットがあります。
- 全国が商圏になる(どこからでも指導が可能)
- 初期費用がほぼゼロのようなもの(固定費が安い)
(商圏とはサービスを展開するエリアのことです。)
スモールビジネスの鉄則として、
起業時はイニシャルコスト(初期費用)を可能な限り抑えることが大切です。
オンライン塾はイニシャルコストがほぼかからないので、お金がないきくらげにはピッタリだったのです。
しかし、オンラインで集客するのは簡単ではありません。
実はコロナ禍に多くの学習塾や個人がオンライン塾事業を始めたのにも関わらず、数ヶ月〜数年で撤退しています。
きくらげ自身も、

zoomの費用だけで開業できるなんて楽勝じゃん。
と思っていました。
が、
まあ現実はそう甘くないわけです。
きくらげのオンライン塾の失敗
きくらげは、高専の化学系卒だったのですが、英語が一番指導には自信がありました。
ですので、まずは英語専門のオンライン塾を開業しました。
開業後は継続的に
・HPの開設 / ブログ更新
・インラスタグラムの更新
などはやっていたのですが、なかなかうまくいきません。
開業から3ヶ月で集まった塾生はなんと....3人です笑
知り合いのツテでなんとか紹介してもらえました。
ブログを更新してもアクセスが伸びない
インスタグラムを更新してもいいねがつかない
絶望しました。
「こうもオンライン塾での集客は難しいんだ」
オンライン指導は商圏が広がりますが、逆にそれがデメリットでもあるのです。
対面で通える塾が近所にあるのに、オンライン指導を受けるメリットが受講者側にないからです。
1年近くオンライン塾をやっていましたが塾生は3人のままでした。
たまたま、知り合いの塾の先生に生徒を2人ご紹介いただいたのと、HPから1人入塾があったので、
知り合いのツテ : 3名
塾の先生の紹介 : 2名 (家庭教師指導)
HP流入 : 1名(家庭教師指導)
HPから流入のあった生徒はたまたま家が近くだったのもあり、家でに出向いて指導をしていました。
この塾生とは縁があり、3年半指導させていただきました。
オンライン塾がうまくいくためには3つのやり方がある
オンライン塾で集客するには、保護者や生徒が
- この講師から絶対に習いたい
- このカリキュラムの授業を受けたい
と思える何かがないと選ばれません。
先ほども書いた通り、近所に対面で通える塾がたくさんあるのに、オンライン指導を選ぶメリットがないからです。
よくオンライン塾の訴求として、通塾時間が0分などを訴求されていますが、これは訴求になっていません。
(学習塾がないようなエリアにGoogle広告を出稿して集客はできるかもしれませんが...)
訴求とは、
「人の心に訴えかけてサービスを購入してもらえるようにすること」を意味します。
そのサービスでどんな未来を達成することができるのかを伝えることが訴求です。
例えば、
広告文の一文に
「このツールを使うとお客さんが集まります。」
よりも
「お客様の電話が鳴り止みません。このツールを使ってから」
と書いた方が、商品やサービスにに興味を持ってもらえるわけです。

訴求の作り方についてはまた別の記事で解説しようかなと思います。ネットで訴求の作り方と検索すとたくさんやり方が出てきますよ。
そのオンライン塾でしか達成できないようなサービスを提供している、もしくは訴求がうまくいってるオンライン塾が塾生をどんどんと獲得するのです。
オンライン塾の場合は、カリキュラムや講師の質で対面の塾に打ち勝ち、さらには同業他社に勝てないと選ばれません。
商圏が広いため、たくさんの競合がいるのです。
オンライン塾でうまくいくには以下の3つのことが必要かと思います。
数字を持っている
オンライン塾でうまくいっている企業や個人の特徴として、数字を持っているというのがあります。
数字とはつまり、フォロワー数やファンの数のことです。
オンライン塾が軌道に乗っているところはYouTube・TikTokなどのプラットフォームで登録者もしくはフォロワー数が万越えです。
特に個人のオンライン指導で集客できている人の場合は、
YouTubeで教育コンテンツをあげていたらいつの間にか登録者が増えて、オンライン指導を始めたら集客できた
という感じです。
オンライン塾を開業してYouTubeやTikTokに動画を投稿し始めるのではもう遅いです。
はい、オンライン塾開業当初のきくらげですね。
教育系コンテンツで万越えするにはめちゃめちゃうまくいった人でも最低半年はかかります。
実りに時間がかかる人は数年以上かかります。
広告費を莫大に投入できる
Google広告やSNS広告に膨大な費用を投下できる企業であれば、まあ集客できる可能性はあります。
広告への出稿はお金を使って集客を加速させることにあります。
ただ、個人レベルだとあまり広告費に予算をかけることができないのと、Google広告やSNS広告のノウハウがないので難しいかなと思います。
Google広告やInstagram広告に挑戦したことがありますが、経験がないと難しいなと感じました。
(一件クリックされただけで、お金が減っていきます)
オンライン塾を開業したいのであれば、開業をする前から動画プラットフォームで授業動画を上げるといいでしょう。
専門性が非常に高い / カリキュラムが洗練されている
専門性が非常に高い場合や成績をきちんとあげれるようなカリキュラムやノウハウを持っているオンライン塾や個人は集客がしやすいです。
専門性が高いとは例えば、AO入試専門塾や高専受験専門塾などのことです。
このようなオンライン塾は近所にある対面塾に比べて、特定分野に関してはサービスの質が高い傾向にあります。
特に地方の店舗型の学習塾の場合は指導の質が高くない塾も少なくありません。
(弊塾に入塾する塾生のうち、数人は前通っていた塾だと教えれないと言われました。という理由で入塾した塾生もいます。)
専門性が高いもしくは成績をあげれるノウハウやカリキュラムを持っていオンライン塾は地方から有名大学や有名私立高校受験などの目指している層からのニーズはあります。
地方の場合は東大受験をする人を指導できる塾はほぼありません。そのような地域に対して例えば東大受験専門塾がオンラインで指導を提供できるのであれば集客できる可能性はありますよね。
大学受験専門のオンライン塾で有名なキャストダイスさんは講師の指導レベルが非常に高い+指導のカリキュラムがしっかりとしているで有名です。
オンライン塾大手であれば、塾コンサルのポラリスアカデミア、東大式オンライン個別指導 スタディコーチでしょうか。
ポラリスアカデミアの吉村先生は20代で100名の受験コンサルタントをまとめ上げる敏腕経営者です。吉村先生は京大卒です。
スタディコーチの伊澤先生は東大卒の経営者の方ですね。
ぜひ、うまくいってるオンライン塾さんのHPやYoutubeをみてみて、うまくいく要因を見つけ出してみてください。
Youtubeに動画投稿してテストマーケティングするといいかも
個人でオンライン塾を開業したいのであれば、YouTubeに授業動画などをを投稿してテストマーケティングをしてみると、成功確率を上げ、失敗の可能性を減らすことができるはずです。
テストマーケティングとは、新しい商品やサービスを本格的に販売する前に、特定の市場やターゲットに向けて試験的に提供し、その反応を調査することです。
簡単に言うと、「商品をお試しで売ってみて、売れるかどうか、どんな問題があるかを確認するプロセス」です。これにより、以下のようなことがわかります。
例えば、有名なコーヒーチェーンが新しいフレーバーを出す際、特定の地域の店舗で限定的に販売を始め、その売上や顧客の意見を基に全国展開を決めることがあります。これもテストマーケティングの一例ですよね。
ユニクロやザラ、H&Mなどのアパレル業界もめちゃめちゃテストマーケティングをやっています。
オンライ塾の開業を検討中の方は自分で授業動画を作成して、投稿して反応をみるのです。
「わかりやすい」などのコメントやいいねが多ければ、登録者を増やすことができ、オンライン塾を開業しても軌道に乗りやすいはず...

ニーズがあるのかどうかはテストマーケティングをするとわかりますよ。やってみて、うまくいかなそうならやめればいいわけですからね♪
個人でオンライン塾を開業する場合の最適解
個人でオンライン塾を開業するための最適解は、
①指導科目やコンセプトを決める
②教育コンテンツを作成し、プラットフォームやSNSに投稿する
③反応を見て改善→登録者を増やす
④オンライン指導をリリースする
⑤売り上げが上がったら広告費に回す
かなと思います。
あくまでも失敗したきくらげ目線で書いています。
⑤売り上げが上がったら広告費に回すは事業をスケールアップさせるときにするといいでしょう。
教育コンテンツは資産になりますので、仮にオンライン塾がうまくいかなったとしても、どこかしらでいきますよ。
オンライン塾はうまくいかなかっけど、ノウハウは活用できる
オンライン塾はうまくいかなったきくらげですが、塾生の数名はいまだにオンラインで指導をしています。
これまで、大阪・名古屋・兵庫・福岡にいる生徒をオンラインで指導していました。
オンライン塾を開業してから一通り、zoomやGoogle Meetの操作、iPad画面とZoomの共有、各オンラインツールが使いこなせるようになりました。
きくらげの塾には学校の寮住まいの塾生も通ってくれています。
寮住まいの塾生は夏休みや冬休みは家に帰らないといけません。
通塾が難しい塾生も多いです。
そのため、長期休み期間は対面✖️オンラインのハイブリッド型で指導を行っています。
オンライン塾で培ったノウハウで対面とオンラインの両方の指導を両立できるわけです。

もし万が一にまたコロナのような感染症が広がっても、オンライン指導のノウハウがあれば、すぐにオンライン指導に切り替えれますよね。対面とオンラインの両方で指導が提供できることは、コロナのようなパンデミックへのリスクヘッジとなります。
きくらげは対面指導の塾ですが、たまにオンライン指導の申し込みがあります。
(入塾待ちのためお断りさせていただいていますが....)
対面指導の個人塾を運営されている人は、オンライン指導の枠を用意しておくのもいいかもしれません。
オンライン指導の枠を用意しておくことで、万が一に塾生が転勤とかで別の地域に引っ越す場合に指導の継続ができますよね。
特にファンになってくれた塾生であれば、オンラインでも指導を継続的に受けたいといってくれるかと思います。

対面指導の学習塾がオンライン指導を導入するといろんなメリットがありますよね
結局のところ...
今回の記事をまとめると、個人でオンライン塾を成功させるには、
①指導科目やコンセプトを決める
②教育コンテンツを作成し、プラットフォームやSNSに投稿する
③反応を見て改善→登録者を増やす
④オンライン指導をリリースする
でやるのが良いということです。
失敗したきくらげの意見だから当てにならないかもしれませんがね笑...
本ブログ記事はここまでです。