どーも、きくらげ鰹です。
本ブログについて
高専専攻科を卒業後、少子高齢化が深刻な人口10万人ちょいの片田舎で、就職もせずに個人塾を開業したきくらげ鰹(カツオ)が書くブログ。金なし・社会人経験ゼロで起業したため、開業時から失敗しまくり。運だけはいいので、従業員ゼロ・家賃3万(笑)のアパート塾で気付けば月収100万(月商130万)の塾に成長。過去の自分へ向けて『月収100万円の安定収入を確立し、満員御礼を継続するための小ネタやノウハウ』をまるでメッセージを送るかのようにして記事を執筆中
個人塾や個人教室を若くして開業する人はいるにはいるけど、そこまで多くはありません。
きくらげの地域だと20代前半で塾を開業したのはきくらげぐらいなのかな?
Instagramで繋がっている個人塾の経営者の方も35歳以上~60歳代の方までいらっしゃいます。20代の方は繋がっていません。
ある調査では塾講師の平均年齢が35~37歳のようです。
これは20代の学生アルバイトを加味した数字ですので、正社員や塾経営をしている20代はめちゃめちゃ少ないと思います。
では、そんな少数派の20代で塾を開業することには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
きくらげ自身の体験をもとに、以下で詳しく解説していきます。
20代で個人塾を始めるメリット
あくまでもきくらげが感じたメリットですので、あくまでもご参考までにお願いしますね。
1. 独力が身に付く
きくらげの場合、就職せずにいきなり塾を開業しました。経験といえば、わずかに1年間の研究留学と、4年間の学生アルバイト講師の経験があったくらいで、経営に関しては全くの素人でした。
当然、右も左も分からない状態からのスタート。しかも、開業してしまった以上、もう後戻りはできません。だからこそ、先輩経営者のブログやYouTube、本など、手に入る情報をとにかく片っ端から吸収して、自分なりに考え、試行錯誤を繰り返しました。
こうして、日々の実践を通して「自分で考え、行動し、価値を生み出す」力が自然と身についていきました。塾運営というフィールドで、一つひとつの問題に向き合いながら、自力で解決策を見つけていく経験は、他では得られない成長をもたらしてくれます。
この「独力」は、自分自身の力で生徒に価値を提供し、保護者の信頼を得て、安定した経営を築くための土台となります。本当の意味で「自分で立ち、自分の力で道を切り開く」という感覚を得られるのが、20代で個人塾を始める魅力の一つです。
2. 頭が回る
勉強はしばらくやらないと驚くほど忘れるものです。どれだけ学生時代にしっかり勉強していた人でも、数年も離れると「こんな問題、どうやって解くんだっけ?」と頭が真っ白になることがあります。これは、勉強が「使わないと鈍るスキル」であることを物語っています。
きくらげの場合、学生時代はそこそこ勉強していて、その流れで塾を開業しました。つまり、まだ勉強脳がしっかり機能している状態でスタートできたのです。そのため、授業の準備で過剰に時間がかかったり、基礎から思い出し直したりする必要はほとんどありませんでした。これは若いうちに塾を始める大きなメリットだと感じています。
若いときに塾を開業すると、頭がフレッシュで回転が速く、複数の学年や科目に対応しやすいです。勉強内容が頭に残っている分、例えば中学生だけでなく高校生への指導、さらに複数科目の指導にスムーズに対応できます。これにより、塾のターゲット層を広げやすくなり、運営の幅が広がりますよ。
3. 成長無限大
「成長無限大」とはまさに、若くして塾を開業することの最大の魅力の一つです。塾を一人で運営するためには、さまざまな業務をこなさなければなりません。その過程で身につくスキルの数は膨大です!!
- マーケティング
生徒を集めるための集客方法や広告戦略。 - ブランディング
塾の特徴や価値を明確にし、他塾との差別化を図るスキル。 - デザイン
チラシやウェブサイト、SNS投稿の見栄えを良くするスキル。 - 経理・税務
日々の収支管理や確定申告、税金の知識。 - 教室運営スキル
生徒管理、スケジュール調整、保護者対応など、塾を円滑に運営するためのノウハウ。 - 指導スキル
生徒一人ひとりに合わせた教え方や、分かりやすく伝える技術。指導する科目の知識を深めるためのなどなど
これらのスキルを20代という早い段階で身につけるのと、50代で身につけるのとでは、その後の人生に大きな差が生まれます。この差は、まるで「投資の福利」のようなものです。
4. 若さで差別化ができる
若くして塾を始める人は非常に少なく、どちらかというと“変わり者”扱いされます笑
しかし、それは同時に大きな武器になります。
「若い」というだけで目立つのです。
他の塾経営者が30代後半から50代以上というケースが多い中、20代の塾経営者はその存在だけで保護者や生徒の目を引くことができます。特に若いと中高生にとっては年齢が近いため、自然と距離が縮まりやすく、相談しやすいと感じてもらえます。
学校や家庭では話せない悩みも「若い先生なら話しやすい」と感じてもらえることが多いです。
きくらげはよく女子塾生から恋愛相談をされています...
もちろん、塾生の成績が上がることはもちろん、「塾が楽しい」って言われればこっちのものです!
5. 金銭的な恩恵を受けやすい
塾って労働集約型のビジネスです。
自分の時間を使って指導をし、対価を得ます。
つまり、働けば働くほど金銭的には豊かになります。老後2000万円時代と言われる中で、老後に必要な資金をほんの数年で貯めることができます。
もちろん、若いからお金を貯金するなんてもったいない
と言われますが...
金銭的な余裕がないと人は正常な判断ができません。ですので、自己投資はしつつ余ったお金はとりあえずはプルしていいと思います。ある程度お金があると、売上が下がってもメンタルは安定しますからね。
あと、20代は貯金するなみたいな風潮は個人的には好きになれません。
お金は稼ぐより使い方が難しいと言われています。
お金の使い方には投資・消費・浪費がありますが、正しいお金の使い方が身につかないとほとんど浪費になります。
いわゆる死に金というやつです。
投資 : 自分に何らかの形で返ってくる (事業投資、知識投資、外見投資、体験投資など)
消費 : 支払ったものと価値が同じもの
浪費 : お金を泣かせるお金の使い方
20代で貯金しないのはいいのですが、それほとんど浪費じゃね?
と個人的には思うのです。
投資ならいいと思うのですがね。
20代で個人塾を始めるデメリット
では次にデメリットについて書いていきます!
時間がない
自分のプライベートの時間がほとんどない
です。
仕事とプライベートがほぼ公私混同状態。きくらげの場合は一応は土曜日と塾を1週間まとめて休みにした週がいくつかありますが、休みの日でも全然連絡が来ますし、お問い合わせもきます。
また、会社での業務もしているので、土曜日にその業務をさばいたりもします。
つまり、圧倒的に時間がない
のはデメリットと言えるでしょう。
20代は遊びたい
と思っている人にはあまり塾経営は向いていません。
どちらかというと、学生時代にバリバリ研究活動やってましたとか、ずっと図書館にこもって勉強していましたみたいなタイプだと、自分のプライベートを犠牲にするのを何とも思っていないため、塾経営などに向いていると思います。
開業した時はお金がない
塾を開業する際、特に初めのうちは収入がゼロの状態が続くことを覚悟しなければなりません。
周りの友人が就職して安定した月収20万円以上を手にする中、塾経営を始めたばかりの自分には、「固定給」どころか生徒がゼロなら「収入ゼロ」という現実が待っています...
まじであのときはほんとにしんどかったなー
塾は一気に生徒数が増えるビジネスではありません。開業したからといってすぐに生徒が集まるわけではなく、チラシ配りや口コミ、地域での認知度をコツコツ積み上げていく必要があります。この初期段階では、費用(家賃、教材費、広告費など)がかかる一方で、収入がほとんど見込めません。
一方で一旦入塾してもらえれば、数年単位で続けてもらえるので安定したビジネスではあります。最初は惨めな思いをするけれど、時間が経てば一気に回収することができます。
今回の記事の整理
20代で塾を開業することは、大きな挑戦であると同時に、成長の機会に満ちた道です。初期の厳しい状況やプレッシャーを乗り越えることで、独自のスキルや経験が得られ、それが人生を豊かにしてくれます。
デメリットは確かに存在しますが、それ以上に得られるメリットや成長の可能性は無限大です。
若さを活かし、失敗を恐れず挑戦することが、未来の自分を作る第一歩となります。
応援しています!
今回の記事はここまでです。